── はじめまして。インタビュアーの長尾です。今日はよろしくお願いします！

よろしくお願いします。
求人サイトの記事ということでお話があったんですけど、何を話して良いのかわからなくてちょっと、不安です（笑）
私の話なんて、参考になるのかな……？

── いえ、Iさんの経験というか、ありのままお話いただければ大丈夫です。長くなったらこちらで編集もしますし（笑）ご安心ください。

面白い記事になるかどうか（笑）
実は私、数ヶ月前に○○（道内）の実家から札幌に出てきたんです。
転職というか、札幌に住みたくて。

── けっこう遠いですね。札幌へのあこがれがあった、ということ？

はい、地元は地元でそれほど田舎ではないんですけど、なにかと札幌に買い物だったりライブとか遊びに行ったりで、私としては「田舎！」っておもっていました。
不便さはないですけど、新しいものや映え（ばえ）るものがない、なんだかつまらなくて。

── 美味しいものはたくさんある印象ですね。

うーん、だからといってうちらにはそこに居る理由はない、ってかんじです。
もっとおとなになったら帰ってきたいとおもうかもしれませんけど。
高校生のときくらいから、ずっと「札幌に住みたい！」っておもっていました！

── 地元では仕事を？

はい、正社員ではなかったんですけど、実家住みだったのでお金もあまりかからなくて、ゆるく生きてました（笑）
思い出すと、毎月札幌に来て遊んでいましたね。地元に売っていない流行りのものを買い込んだり、すすきので遊んだりも。
で、貯金はまったくなし（笑）
じゃあもういっそ、札幌行っちゃえって。

── 貯金もなしで？

はい、そこ気になりますよね（笑）
実は地元にデリヘルがあって、たまに働いていました。
お客さんは出張のひとたちが多かったかな。ビジネスホテルはたくさんあったし……

（このあと10分以上、当時の話が続きましたがあまり関係ないので割愛します）

── そこで貯めたお金で、札幌に出てきた、と。

はい、そんなに貯まったわけではないんですけど、行けそうだなって。
でも広い部屋とか、中心部の近くってやっぱり高いし、あと家具なんかも揃えるには全然足りなかったので、今は単年契約の家具付きワンルームに住んでいるんです。
敷金礼金も無しでした。
すすきのまで、歩いたら30分はかかるかな？
新しくてきれいなので快適ではあるんですけど、住んでいるのは単身赴任のサラリーマンのかたが多いです（笑）
そしてたまに、エレベーターでデリヘルっぽい女の子と一緒になります（笑）

── そうなんですね（笑）そしてそのままラブファクトリーで？

いえ、一般の会社に就職が決まったので出てきたというかんじです。
あ、ちゃんと就職活動してから出てきました。
でも、3ヶ月……も、持ったかな？
なんだか続かなくて。
普通の内勤ですけどきついのもあったし、向いてないのかな、もういや、ってなっちゃいました。

── それで、辞めたんですね。

はい。
試用期間のうちに辞めちゃいました。
でも当然、お給料もゼロになるし……実家に帰るのも嫌だし……。

なので、すすきので働いてみようかな、って。
ちょっとだけデリの経験もあるから抵抗はなかったし、店舗型のお店にも興味があったのでいっぱい調べました！

── それでラブファクトリーに。

そうですね、スマホでいろいろ調べてたんですけど、お給料とか保証の安心感もありましたし、何より、なんだか楽しそうで（笑）

── 働いてみて、どうですか？

そうですね、大変なこともありますけど、私にとっては事務所でパソコンに向かって座りっぱなしよりずっと楽しくて。
なんったって稼げますし、気分的にも楽というか……不安なく働けています！

── それは良かったですね。今現在は引っ越しなど済ませたんですか？

いいえ、まだです。
できれば市内中心部に住みたいですし、できるだけ広い部屋がいい。
家具も、一度に揃えて……理想的な「私の部屋」を作りたいんです！

── そうですね、せっかくですからこだわりたいですよね。

はい、その、実家を出るまで一人暮らしってしたことがなかったので、夢いっぱい憧れていたんですけど、今住んでるところって色気も何もないところで（笑）
焦っても良いことないので、今はまだ計画中です。
計画するのも楽しいですけどね！（笑）

── それまでのあいだに、無駄使いはしていない？　大丈夫？

はい！
んー、はい……。
最低限というか、たまには気晴らしくらいはしてますよ。
それでも、今の家賃が安いというのもあって、しっかり貯金できています！
水道代が家賃に込みで使い放題なので、気兼ねなくお風呂も入れますし。

（このあとまた、今の部屋の話題が10分以上続く）

── もう、引っ越さないほうが良いんじゃないですか（笑）

いや、それとこれとはまた話が違うの（笑）

── ではいつ頃、引っ越しをしようとか決めているんですか？

それはもう、決めています。
あと3ヶ月後くらいですね。
そろそろ不動産サイトを見て回って、決めようとおもっています！

── それは良かった。部屋探しも楽しいですよね（笑）

うん、楽しい（笑）

それでね、引っ越しが無事終わったら、また就職活動しようとおもっているんです。

── え、ラブファクトリーは辞めちゃうってこと？

はい。
当初の目標が「札幌で正社員として働く」ことだったので、それを断念しちゃっているのもやっぱり悔しくて。

── なるほど。

でもね、また仕事が辛くなったり嫌になったりして辞めちゃうことがあれば、またお店に戻って来れる。戻って来ればいい。
そういう安心感をもらうことができたから、就職とかにも前向きになれたんです。
積極的に、かな。
うまく言えてるかわからないけど、応援してくれているっていうか。

── うんうん、わかります。

なので思うんです、お店で働くのって勇気がいるかもしれないけれど、必要なぶんだけ働いて、あとはまた新しい未来に向かってがんばる！
そういうのも全然アリだと。
スタッフさんも無理に引き止めたりしないし、応援してくれてる。
「いつでも戻っておいで～」って言うけど、どうだろうね（笑）